地方のマンションを買うならば、この3つのエリア

リスクの少ない不動産物件を買うのであれば、初心者に1番向いているのは単身者向けのワンルームマンションだと言われています。そのため、最近では融資がつきやすい都心のワンルームマンションへの投資が加熱しています。

融資がつきやすい状況に変わりはないものの、数少ない物件の奪い合いに近い状況が続いており、都心のワンルームマンションの価格はすこぶる上昇しています。

そのため、運営は安定しているものの、利回りが徐々に低下して収益性が高い物件とは言い切れない状態です。

そこで、東京都心だけではなく、他の地方都市のワンルームマンションに目を向けてみましょう。

東京の物件よりも価格が安いため、高い利回りを設定できます。

また、人口が減少する傾向にあっても、地方の中心都市であれば、周辺から人や物資が流入します。今後は必ずしも人口が著しく減るわけではありません。

ここでは、地方でマンションを購入して投資する場合、是非とも検討したい3つのエリアをご紹介します。

宮城県仙台市

まずは宮城県仙台市です。東北地方は2011年の東日本大震災で大きな被害を受けました。

しかし、東北地方の中心都市である仙台市は、その後は復興景気に沸いています。また、地価は上昇し、人口も増加しています。

仙台市は、プロ野球のパシフィック・リーグに所属する東北楽天ゴールデンイーグルスが、本拠地を構えていることでも有名です。

仙台市のメリットは、やはり、東京からのアクセスの良さでしょう。東京から新幹線に乗れば、一時間半で仙台駅にアクセスできます。

その感覚は、東京から一般の列車に乗って埼玉県や神奈川県、千葉県に行くことと大差ありません。新幹線が利用しやすいため、距離を感じさせないのです。

そのため、仙台に支社を構える企業も多く、仙台で投資用マンションを購入すれば、学生や若年層の単身者だけではなく、転勤族の需要も見込めます。

さらに、現在の仙台市の地価は、ここ5年で以下のように推移しています。

 

平方メートル単価 坪単価 変化率
2014年[平成26年] 14万2850円/m2 47万2232円/坪 3.25% 上昇
2015年[平成27年] 14万8176円/m2 48万9839円/坪 3.46% 上昇
2016年[平成28年] 15万4000円/m2 50万9093円/坪 3.99% 上昇
2017年[平成29年] 16万8501円/m2 55万7030円/坪 5.30% 上昇
2018年[平成30年] 18万3121円/m2 60万5361円/坪 5.66% 上昇
2019年[平成31年] 20万5206円/m2 67万8369円/坪 7.06% 上昇

 

仙台市の人口は、2019年に109万人を突破しました。

2011年の105万人と比較すれば、大幅に増加しています。

このような点から、仙台市でのマンション購入は、まだまだ活路が見出せる状況なのです。

北陸新幹線が開通した石川県金沢市

次にチェックしたいエリアは、北陸新幹線の開通により大幅に観光客が増えた石川県金沢市です。北陸新幹線を使えば、東京から金沢駅への所要時間は約3時間程度になり、従来よりも大幅に短縮されました。

それによって観光客が年々増加し、加えて数々の商業需要に沸いています。

仙台と同じように東京からのアクセスが便利になれば、地方の中心都市に転勤者を呼び込めます。

単身赴任者向けのマンションの需要は金沢市だけではなく、隣駅の富山駅でも今後、大きく伸びていくことでしょう。

武蔵小杉などの例を見ればわかるように、交通アクセスの改善は地価の大幅な上昇と人口の増加につながります。

公示地価の推移についても、金沢市のここ5年間のデータを確認してみましょう。

平方メートル単価 坪単価 変化率
2014年[平成26年] 9万5739円/m2 31万6493円/坪 -0.89% 下落
2015年[平成27年] 9万8730円/m2 32万6380円/坪 0.20% 上昇
2016年[平成28年] 10万2234円/m2 33万7964円/坪 1.89% 上昇
2017年[平成29年] 10万8872円/m2 35万9907円/坪 1.84% 上昇
2018年[平成30年] 11万2816円/m2 37万2946円/坪 1.62% 上昇
2019年[平成31年] 12万1563円/m2 40万1862円/坪 2.58% 上昇

仙台市ほどではありませんが、北陸新幹線の開通後、地価が年々上がっています。観光需要は言うまでもなく、10年前と比べて人口は1万人ほど増加しました。しかし、ここ数年はほとんど変化が見られません。

金沢市だけではなく、隣の駅である富山県富山市も含めてマンションの購入を検討してみるのも良いかもしれません。不動産の価格に関しては東京よりもはるかに安いので、かなり利回りの高い物件の購入が可能です。

エリアの選定は慎重に行わなければいけませんが、観光需要が十分あることから、場合によっては民泊物件などを運営するのも一つの手かもしれません。

九州の資源が集積する福岡県福岡市

3つめのエリアは、九州地方最大の都市である福岡県福岡市です。

福岡市の現在は人口が著しく増加して、全国の自治体で1位です。

ここ数年で、なんと10万人以上も人口が増えています。九州全体で見れば人口は減少していますが、周辺の自治体から人口が多く流入しているので、福岡市の人気が上がっているのです。

また、福岡市の場合は韓国に近いこともあり、付近の外国からの観光需要の高まりが人気を押し上げる要因の1つになっています。

現在の九州新幹線は次々に路線を伸ばしており、新幹線の起点となる福岡市に人や物が集まる環境が整備されつつあります。

福岡市におけるここ5年の公示地価の変動を見てみましょう。

平方メートル単価 坪単価 変化率
2014年[平成26年] 24万0842円/m2 79万6172円/坪 2.13% 上昇
2015年[平成27年] 25万1093円/m2 83万0060円/坪 2.62% 上昇
2016年[平成28年] 26万1301円/m2 86万3807円/坪 3.67% 上昇
2017年[平成29年] 29万1375円/m2 96万3224円/坪 4.90% 上昇
2018年[平成30年] 32万2708円/m2 106万6804円/坪 6.18% 上昇
2019年[平成31年] 36万0334円/m2 119万1187円/坪 7.40% 上昇

データを見る限り、福岡市の公示地価の変動幅は東京都心にも負けないものがあります。まさに23区と同じ水準の値上がりです。元々有力な地方都市として知られる福岡市ですが、これほどまでに地価が上昇していることから、上昇率はバブル期に近い水準だと言えます。

交通の利便性が大幅に改善されたことによって、海外からも多くの観光客が訪れています。

観光客の取り込みに力を入れている福岡市の人気が、大きく上昇していることが、明らかになっています。

出典:福岡市ホームページ

URL:http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/49519/1/jinko-vision-soan.pdf?20181128132613

福岡市が発表したデータを見ても、人口が減少するのは2035年頃ですので、これからまだ15年も先だと見られています。そして、2040年時点でも2020年時点の人口よりも多いとされています。

まだまだ単身者向けマンションの需要は続くでしょう。

これから投資用不動産を購入する方は、上記3つのエリアを念頭に置いてみてはいかがでしょうか。

 

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